“馬小舎”の読み方と例文
読み方割合
うまごや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿に着いたリンカンは附近を見廻して、不機嫌な顔をした。部屋は馬小舎のやうに薄汚かつた。その上暖炉には小さな火しか燃えてゐなかつた。
になってその画家は、その土地のことに明るい人から、昔、そのあたりは馬小舎があったと云うことを聞いたが、それ以外には何も判らなかった。
馬の顔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
馬小舎のやうに、境の壁がついたて式になつてゐたので、どんな物音も筒抜けに聞える粗末な部屋だつた。眼を閉ぢるとすぐ、さうした二人でだけ知つてゐる思ひ出が、瞼の中に走つて来た。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)