“こや”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コヤ
語句割合
小舎31.7%
小屋24.6%
12.7%
小歇5.6%
5.2%
小家4.4%
劇場3.6%
小止3.6%
小舍1.2%
昆陽0.8%
草寮0.8%
0.8%
0.8%
小留0.8%
姑射0.4%
定席0.4%
小息0.4%
小遏0.4%
0.4%
木屋0.4%
肥沃0.4%
芝居0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくして三時ちかく峠の小舎にたどりついた。海抜六千尺。小舎は富士などの室のように、山かげに風をさけた細長い一つ家だった。
雪の武石峠 (新字新仮名) / 別所梅之助(著)
すると、そこに魔法をかけられた小さな小屋がたっていました。家のなかには、だれもいませんでした。そこで、みんなはいいました。
正しい藝術を、みんなののたしに——といふほどにならずとも、せめてしぐらゐにでもなるやうに——それが望ましいのだ。
むぐらの吐息 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
侍役の者も、もてあましてただ眺めていた。そのあいだにも——だいぶ小歇みにはなって来たが——ばちばちと、小銃の音はきこえてくる。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
照る 片岡山に て せる 旅人あはれ 親無に りけめや 剌竹の はやき て せる 旅人あはれ
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
もしくは茶を売る道傍小家に、腰を掛けて休んでいたのでもよい。そういう旅の女をも、あの頃は一目見て遊女と呼び得たのか。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そこで生蕃小僧は上手に轟さんに取入るか、又は影武者の生蕃小僧に脅迫状を出させるか何かしてあの劇場を買わせたのよ。
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
雨が少し小止みになって、雷が激しくなってきますと、ぴかりとする稲妻蒼白い光りを受けて、濡れた金の日の丸が、なお一層輝いてきました。
雷神の珠 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
きしをもてきたる此小舍
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
そして直義自身は、赤松円心の手勢とがっちりくんで、浜寄りのなぎさと、昆陽方面とから西進してくる敵へむかって、その陣を扇なりにいた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『この処に山人草寮あり。兵卒数人火を囲みて聖涙酒をめり。こは遊覧の客をりて賊を防ぐものなりとぞ』
ヴエスヴイオ山 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
しぬ柞葉
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
鶴のの蔭に身を潜めて、納戸の窓から合図する百合子の雪洞の揺れ具合に従つて仕事に取りかゝるのを順序としてゐた。
南風譜 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
いや夜あるきにはれている、雨も小留みに、月も少しければすがら五位鷺の声も一興、と孔雀の尾の机にありなしは知らぬ事、時鳥といわぬが見つけものの才子が、提灯は借らず
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
杜陽はこの女は姑射の飛仙ではないかと思った。
陳宝祠 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
勘兵衛? いかにもその男は、両国広小路の曲独楽の定席の、太夫元をしていた勘兵衛であった。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
雨の小息みもなく降りしきる響を、狭苦しい人力車のの中に聞きすましながら、咫尺を弁ぜぬ暗夜の道を行く時の情懐を述べた一章も、また『お菊さん』の書中最もすべきものであろう。
西瓜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
二三日まじりの冷たい雨が降つたり小遏んだりしてゐたが、さうした或る朝寢床を出て見ると、一夜のうちに春先の重い雪は家のまはりをなく埋めてゐた。
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
この舞台に端役ながらも綺麗首を見せていた上方下りの嵐翫之丞という女形、昨夜ねてを出たきり今日の出幕になっても楽屋へ姿を見せないので
経て海の入る処あり。くきの浦といふ。二里卅一丁黒崎駅。植松屋三郎兵衛の家に休す。二里卅四丁木屋の瀬。三輪屋久兵衛の家に宿す。此日午後風ありて小雨降。大に涼し。行程六里許。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
今日では、田の草どころでなく、わざと紫雲英草を種子蒔き前の田に植えて、空中窒素を地中に吸い取らせて土地を肥沃します。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
……三座の芝居は焼けてしまった、としたら緞帳芝居だって焼けたろうし、焼けない迄も三座の役者たちが立て籠ってしまうだろう、一時凌ぎに。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
「——実は他あやん、その婆さんというのが、僕のいるの伴奏三味線を弾いている女でね」
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)