“こいえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小家90.7%
小屋7.0%
鯉絵2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
福地のやしきの板塀のはずれから、北へ二三軒目の小家こいえに、ついこの頃「川魚」と云う看板を掛けたのがある。僕はそれを見て云った。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
親族会議の方では、ふる門前裏の小屋こいえに、抱え主、親元、小野亭からも人が来て、つまるところは、金高で手をひくように吹っかけたらということになった。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
さっき、そこへ戻った菊田兆二郎は、何食わぬ風をよそおって、香炉こうろか何かに鯉絵こいえ彩管さいかんをとっていた。
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)