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彩管
ふりがな文庫
“彩管”の読み方と例文
読み方
割合
さいかん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さいかん
(逆引き)
かつて信長が安土城の大
普請
(
ふしん
)
に、あまねく天下の画匠に障壁画の
彩管
(
さいかん
)
をふるわせた時でも、彼のみはそれに参与しなかったのみならず
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
折ふし延宝二年
臘月
(
ろうげつ
)
朔日
(
ついたち
)
の雪、
繽紛
(
ひんぷん
)
として六美女の名に
因
(
ちな
)
むが如く、
長汀曲浦
(
ちょうていきょくほ
)
五里に亘る行路の絶勝は、
須臾
(
たちまち
)
にして
長聯
(
ちょうれん
)
の
銀屏
(
ぎんぺい
)
と化して、虹汀が
彩管
(
さいかん
)
に
擬
(
まが
)
ふかと疑はる。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
醒
(
さ
)
めたりと云うには余り
朧
(
おぼろ
)
にて、眠ると評せんには少しく
生気
(
せいき
)
を
剰
(
あま
)
す。
起臥
(
きが
)
の二界を
同瓶裏
(
どうへいり
)
に盛りて、
詩歌
(
しいか
)
の
彩管
(
さいかん
)
をもって、ひたすらに
攪
(
か
)
き
雑
(
ま
)
ぜたるがごとき状態を云うのである。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彩管(さいかん)の例文をもっと
(6作品)
見る
彩
常用漢字
中学
部首:⼺
11画
管
常用漢字
小4
部首:⽵
14画
“彩”で始まる語句
彩
彩色
彩雲
彩画
彩畫
彩色硝子
彩糸
彩色摺
彩色画
彩紙
“彩管”のふりがなが多い著者
吉川英治
夏目漱石
夢野久作