“銀屏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎんびょう57.1%
ぎんぺい28.6%
ぎんびやう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
線香のにおいは藤尾の部屋から、思い出したように吹いてくる。燃え切った灰は、棒のままで、はたりはたりと香炉の中に倒れつつある。銀屏ぎんびょうは知らぬくゆる。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
の如きくわが記憶する所なり。現に城南新橋じょうなんしんきょうほとり南鍋街なんこがいの一旗亭きていにも銀屏ぎんぺいに酔余の筆を残したまへるがあり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
銀屏ぎんびやうかこむむろの花
都喜姫 (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)