“ぎんびょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
銀屏50.0%
銀鋲50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蚊屋しまふ夜や銀屏ぎんびょうのさびのよき 酔竹
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
銀屏ぎんびょうにけふはも心さだまりぬ
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
使女A 銀鋲ぎんびょうの着いた冑を冠り、緋の袍の上へ、銀と真鍮とで造った腹巻はらまきをしめ、濡れがらすよりも黒い髪の毛を右と左の肩に垂らし、それを片手でなぶりなぶり小声で歌を唄うていた二十七
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
つばさったらんのように、飛びしさった龍耳りゅうじ老人の手には、黒檀柄こくたんえ銀鋲ぎんびょうを打ったスペイン型の短銃たんじゅう! 真綿まわたのようなけむりをいて持たれている……。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)