“さいかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彩管37.5%
才幹25.0%
材幹12.5%
崔渙6.3%
歳寒6.3%
祭官6.3%
載間6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど永徳は、かの有名な古法眼元信こほうげんもとのぶの孫ではあり、かつて信長が、安土あづちを築いたときの障壁画しょうへきがにも彩管さいかんをふるい、
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彩管さいかんうてしょくの国にり、嘉陵江水かりょうこうすいを写し、転じて巫山巫峡ふざんふきょうを越え、揚子江を逆航ぎゃっこうして奇勝名勝を探り得て帰り
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
と、彼の女通おんながよいが、童謡にまで歌われているのを知っても、いぜん尊氏が、将軍家執事の権を、彼にまかせていたのでもそれは知れる。彼にかわるほどな才幹さいかんは、他になかったものであろう。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御書院番と言えば、現代いまで言う秘書課のようなところだから、わりに若手わかてが多かったもので、ここで柳営りゅうえいの事務を見習い、才幹さいかんがあると認められれば、それぞれ上の役柄やくがらへ振り当てられて、出世しゅっせをするやつは出世をする。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
おれが自分の材幹さいかん値遇ちぐうとによつて、吏胥りしよとしてげられるだけの事を成し遂げた上で、身を引いた天保てんぱう元年は泰平であつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
自分のように、親から財産を譲られたものは、どうしても固有の材幹さいかんにぶる、つまり世の中と闘う必要がないからいけないのだともいっていました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
宣慰大使せんいたいし崔渙さいかんや、御史中丞ぎょしちゅうじょう宋若思そうじゃくしや、武勲赫々たる郭子儀かくしぎなどは、その最たるものであった。
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
予もはや六十有余、この歳寒さいかんをこえては、ふたたび出府の儀もおぼつかなく思われる。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
師君の張魯ちょうろをめぐって、治頭じとう大祭酒だいさいしゅなどという道者がひかえ、その下に鬼卒きそつとよぶ祭官さいかんが何百人とある。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
菅氏では此年茶山が七十五になつた。わたくしはその一載間さいかんの詩を読んで、事の間接に蘭軒に関するものあるを見出した。それは文化甲子七月九日の墨田川舟遊ふなあそびの記を補ふべき事である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)