“さいかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彩管40.0%
才幹26.7%
材幹13.3%
崔渙6.7%
祭官6.7%
載間6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さっき、そこへ戻った菊田兆二郎は、何食わぬ風をよそおって、香炉こうろか何かに鯉絵こいえ彩管さいかんをとっていた。
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
起臥きがの二界を同瓶裏どうへいりに盛りて、詩歌しいか彩管さいかんをもって、ひたすらにぜたるがごとき状態を云うのである。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
——その官兵衛を総領に、弟小一郎、ほか二人の妹があったが、何といっても、官兵衛の才幹さいかんは十五、六歳からもう光っていた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、彼の女通おんながよいが、童謡にまで歌われているのを知っても、いぜん尊氏が、将軍家執事の権を、彼にまかせていたのでもそれは知れる。彼にかわるほどな才幹さいかんは、他になかったものであろう。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分のように、親から財産を譲られたものは、どうしても固有の材幹さいかんにぶる、つまり世の中と闘う必要がないからいけないのだともいっていました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
おれが自分の材幹さいかん値遇ちぐうとによつて、吏胥りしよとしてげられるだけの事を成し遂げた上で、身を引いた天保てんぱう元年は泰平であつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
宣慰大使せんいたいし崔渙さいかんや、御史中丞ぎょしちゅうじょう宋若思そうじゃくしや、武勲赫々たる郭子儀かくしぎなどは、その最たるものであった。
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
師君の張魯ちょうろをめぐって、治頭じとう大祭酒だいさいしゅなどという道者がひかえ、その下に鬼卒きそつとよぶ祭官さいかんが何百人とある。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
菅氏では此年茶山が七十五になつた。わたくしはその一載間さいかんの詩を読んで、事の間接に蘭軒に関するものあるを見出した。それは文化甲子七月九日の墨田川舟遊ふなあそびの記を補ふべき事である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)