“柳営”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りゅうえい91.7%
うち4.2%
ごてん4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし柳営りゅうえいがわでは、仮病とみて、あくまで即日発向をい、遷延せんえんをゆるさぬのみか、こんどにかぎっては、いたく強硬なのである。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一ツ橋、清水の三卿、保科、桑名の親藩輩が、結託してわしを陥穽かんせいしたが、冬次郎めも一味だな! ……柳営うち民間そとと呼応して、今日の計画にしおったのだな!
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ただし無頼漢ならず、外伝、新助、勘助なんど、勿体なくも将軍様うえさまを手籠めに、担って駈けて行きました際にも、殿のことゆえ彼らに命じ、将軍様を助け参らせて、柳営ごてんへお帰しいたすものと信じ
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)