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繽紛
ふりがな文庫
“繽紛”の読み方と例文
読み方
割合
ひんぷん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひんぷん
(逆引き)
二人の悲しい宿命をさながら形に現わしたように、風なきに桜花が
繽紛
(
ひんぷん
)
と散り、肩に懸かり裾に乱れ二人は落花に埋もれようとした。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
去れど心さす方のある身には如何ばかり苦しかるらん、今も尚ほ
繽紛
(
ひんぷん
)
として止まんともせず、せめては雪のはるゝを待ちて登山せん
雪中の日光より
(旧字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
湛然
(
たんぜん
)
として音なき秋の水に臨むが如く、
瑩朗
(
えいろう
)
たる
面
(
おもて
)
を過ぐる
森羅
(
しんら
)
の影の、
繽紛
(
ひんぷん
)
として去るあとは、太古の色なき
境
(
さかい
)
をまのあたりに現わす。
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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(17作品)
見る
“繽紛”の意味
《名詞・形容動詞》
いろいろなものが入り乱れて盛んなさま。
(花びらや粉雪などが)乱れ飛ぶさま。
(出典:Wiktionary)
繽
漢検1級
部首:⽷
20画
紛
常用漢字
中学
部首:⽷
10画
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繽紛狼藉
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