“繽紛絡繹”の読み方と例文
読み方割合
ひんぷんらくえき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左右にさっと開いた中を——赤いものが通る、青いものが通る。女が通る。子供が通る。嵯峨の春を傾けて、京の人は繽紛絡繹ひんぷんらくえきと嵐山に行く
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
世界を輪切りに立て切った、山門の扉を左右にさっひらいた中を、——赤いものが通る、青いものが通る。女が通る。小供が通る。嵯峨さがの春を傾けて、京の人は繽紛絡繹ひんぷんらくえき嵐山らんざんに行く。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)