“絡繹”の読み方と例文
読み方割合
らくえき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
力車りきしや、一輪車、電車、あらゆる種類の車と、あらゆる人種を交へた通行人とが絡繹らくえきとしながらの衝突も生じないのを見ると
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
竇は友人の言葉に従ってそれを造り、両方のかきを堅くした。すると蜂の群が牆の外から来はじめたが、それは絡繹らくえきとして織るようであった。
蓮花公主 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
監視課の事務所の前を来たりったりする人数は絡繹らくえきとして絶えなかったが、その中に事務長らしい姿はさらに見えなかった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)