“堵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
75.0%
かき18.8%
6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人力も絶えず徴発せられて争闘の犠牲とならなければならない、生民そのに安んぜずというのが、この近江の国の住民の運命でした
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
今年昭和十一年の秋、わたくしは寺島町へ行く道すがら、浅草橋辺で花電車を見ようとする人達が路傍みちばたかきをなしているのに出逢った。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そしてどれにも、「観ル者、ノ如シ」という雑鬧ざっとうの状を描いているから京中たいへんな人出と騒ぎであったらしい。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)