トップ
>
堵
>
かき
ふりがな文庫
“
堵
(
かき
)” の例文
今年昭和十一年の秋、わたくしは寺島町へ行く道すがら、浅草橋辺で花電車を見ようとする人達が
路傍
(
みちばた
)
に
堵
(
かき
)
をなしているのに出逢った。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
竇は友人の言葉に従ってそれを造り、両方の
堵
(
かき
)
を堅くした。すると蜂の群が牆の外から来はじめたが、それは
絡繹
(
らくえき
)
として織るようであった。
蓮花公主
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
近所の人々もおひ/\往來へ出て、兩側に
堵
(
かき
)
を造つた。村役場の兵事係や村總代も提灯を振り照らしつゝ出て來た。
兵隊の宿
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
堵
漢検準1級
部首:⼟
12画
“堵”を含む語句
安堵
窣堵波
永代安堵
堵列
卒堵婆
御安堵
本領安堵
阿堵
安堵感
旧堵
阿堵物
人堵
阿堵中
安堵状
堵物
命堵
古卒堵婆
卒堵婆小町
劫比羅伐窣堵