“御安堵”の読み方と例文
読み方割合
ごあんど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早々申上御安堵ごあんどさせ奉つらんと一※に存じこみ君臣のれいを失ひ候段恐入奉つり候よつて兩人は是より差控仕さしひかへつかまつる可と座を退しりぞかんとするを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「もう、御安堵ごあんどなされませ。仰せの如く、十二、三ヵ所も、堤を切って立退きましたれば、毛利方の軍勢も、追い来るすべはございませぬ」
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あれに見えます、二の曲輪です——。あの一かくだけは、もうお味方に収めてございますゆえ、御安堵ごあんどあそばすようにと申しあげたのです」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)