“力車”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りきしゃ50.0%
りきしや25.0%
ちからぐるま25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
河岸かしの上を見ると、なるほど馬車が並んでいた。力車りきしゃもたくさんある、ところが力車はみんな鳴動連めいどうれんが引くので、内地のに比べるとはなはだ景気が好くない。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
驟雨しうういて力車りきしやに乗り市内を見物して廻つたが、椰子やしは勿論、大きな榕樹ようじゆ、菩提樹、パパイヤじゆ爪哇竹ヂヤワちくなどの多いのが眼に附く。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ならてなば力車ちからぐるまうしあせなんせきれるものかははぬがはなぞおまへさまはさかりのはるめきたまふはいまなるべしこもかぶりながら見送みおくらんとことば叮嚀ていねい氣込きごみあらくきり/\とひしばりてぐる眉根まゆねおそろしく散髮さんぱつなゝめにはらひあげてしろおもてくれなゐいろさしもやさしきつねには
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)