“眉根”の読み方と例文
読み方割合
まゆね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
立派な紳士でさえ「沙汰さたのかぎりだ」という言葉で眉根まゆねをひそめただけで、彼女に対する一切を取片附けてしまったのが多かった。
芳川鎌子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
すると、その時まで眉根まゆねをよせるようにしてかれの顔を見つめていた大河が、急に、真赤な歯ぐきを見せ、にっと笑った。そして
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
持ち前で眉根まゆねをしかめていた。漠然と横目を流した掴みどころのない表情で、かんの立った馬の背に乗ってぐるぐるまわっていた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)