トップ
>
湛然
ふりがな文庫
“湛然”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たんぜん
71.4%
たんねん
28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たんぜん
(逆引き)
世上幾多の尊厳と威儀とはこの
湛然
(
たんぜん
)
たる可能力の裏面に伏在している。動けばあらわれる。あらわるれば一か二か三か必ず始末がつく。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
すべて意識の統一は変化の上に超越して
湛然
(
たんぜん
)
不動でなければならぬ、而も変化はこれより起ってくるのである、即ち動いて動かざるものである。
善の研究
(新字新仮名)
/
西田幾多郎
(著)
湛然(たんぜん)の例文をもっと
(5作品)
見る
たんねん
(逆引き)
章安と
湛然
(
たんねん
)
の『
大般涅槃経疏
(
だいはつねはんぎょうそ
)
』二には、呪というはその実鬼神の名に過ぎず、その名を唱えらるると鬼神が害をなし得ぬとある。
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
焼くればすなわち灰、埋ずむればすなわち土、なにものか残りてこれあるとは、心性なお水のごとく、ここを去りかしこへ
往
(
ゆ
)
く、
湛然
(
たんねん
)
常住するを知らず。
通俗講義 霊魂不滅論
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
湛然(たんねん)の例文をもっと
(2作品)
見る
“湛然”の解説
湛然(たんねん)は、中国唐代の天台宗僧侶。荊渓湛然(けいけい たんねん)と呼ばれ、また、妙楽大師と称された。天台宗の第6祖。
(出典:Wikipedia)
湛
漢検準1級
部首:⽔
12画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“湛”で始まる語句
湛
湛増
湛慶
湛空
湛念
湛々
湛井
湛寂
湛積
湛流
“湛然”のふりがなが多い著者
西田幾多郎
井上円了
南方熊楠
夏目漱石
幸田露伴