湛然たんねん)” の例文
章安と湛然たんねんの『大般涅槃経疏だいはつねはんぎょうそ』二には、呪というはその実鬼神の名に過ぎず、その名を唱えらるると鬼神が害をなし得ぬとある。
焼くればすなわち灰、埋ずむればすなわち土、なにものか残りてこれあるとは、心性なお水のごとく、ここを去りかしこへく、湛然たんねん常住するを知らず。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)