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たんねん
ふりがな文庫
“たんねん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
丹念
74.4%
端然
10.3%
湛念
5.1%
湛然
5.1%
堪念
2.6%
堪然
2.6%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丹念
(逆引き)
箪笥
(
たんす
)
の上に
興録
(
こうろく
)
から受け取ったまま投げ捨てて置いた古藤の手紙を取り上げて、白い西洋封筒の一端を美しい指の
爪
(
つめ
)
で
丹念
(
たんねん
)
に細く破り取って
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
たんねん(丹念)の例文をもっと
(29作品)
見る
端然
(逆引き)
居住
(
いずまい
)
は心を正す。
端然
(
たんねん
)
と恋に
焦
(
こが
)
れたもう
雛
(
ひいな
)
は、虫が喰うて鼻が欠けても上品である。謎の女はしとやかに坐る。六畳敷の人生観もまたしとやかでなくてはならぬ。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
たんねん(端然)の例文をもっと
(4作品)
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湛念
(逆引き)
少しも粗末にせず
湛念
(
たんねん
)
に拾い合せて、今まで心づかずにいたことを問題にして行くだけの
執心
(
しゅうしん
)
が必要であり、それには日本の民俗学徒の年来の実習が
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
たんねん(湛念)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
湛然
(逆引き)
焼くればすなわち灰、埋ずむればすなわち土、なにものか残りてこれあるとは、心性なお水のごとく、ここを去りかしこへ
往
(
ゆ
)
く、
湛然
(
たんねん
)
常住するを知らず。
通俗講義 霊魂不滅論
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
たんねん(湛然)の例文をもっと
(2作品)
見る
堪念
(逆引き)
たとい捨てられるまでも一度は倉地の心をその女から根こそぎ奪い取らなければ
堪念
(
たんねん
)
ができないようなひたむきに狂暴な欲念が胸の中でははち切れそうに煮えくり返っていた。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
この
年齢
(
とし
)
の違った
二人
(
ふたり
)
の妹に、どっちにも
堪念
(
たんねん
)
の行くように今の自分の立場を話して聞かせて、悪い結果をその幼い心に残さないようにしむけるのはさすがに容易な事ではなかった。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
たんねん(堪念)の例文をもっと
(1作品)
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堪然
(逆引き)
たとい唐の
毗陵
(
びりょう
)
の
堪然
(
たんねん
)
の
輔行弘決
(
ぶぎょうぐけつ
)
を未だ寂心が手にし得無かったにせよ、寂心も既に半生を文字の中に暮して、経論の香気も身に
浸々
(
しみじみ
)
と味わっているのであるから、止観の文の読取れぬわけは無い。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
たんねん(堪然)の例文をもっと
(1作品)
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きちん
しゃん
しやん
ちゃん
ちゃんと
ぢつ