堪然たんねん)” の例文
たとい唐の毗陵びりょう堪然たんねん輔行弘決ぶぎょうぐけつを未だ寂心が手にし得無かったにせよ、寂心も既に半生を文字の中に暮して、経論の香気も身に浸々しみじみと味わっているのであるから、止観の文の読取れぬわけは無い。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)