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堪難
読み方 | 割合 |
たへがた | 55.6% |
たえがた | 44.4% |
伯父九郎兵衞惣内の
母諸共九助が
仕業なりと
訴訟出しに依て
召捕れ晝夜
拷問強きにより九助は是に
堪難く
己が
科ならぬ事を
彼が宮を追ひて
転び落ちたりし谷間の深さは、
正にこの
天辺の高きより投じたらんやうに、
冉々として虚空を
舞下る
危惧の
堪難かりしを想へるなり。
施与には違ひなけれど、変な事には「お
禁厭をして
遣はされい。虫歯が
疚いて堪へ
難いでな。」と、
成程左の
頬がぷくりとうだばれたのを、
堪難い
状に
掌で
抱へて
其時第一に
堪難く
感じて
來たのは
渇の
苦、
茲だ
禍變じて
幸となると
言つたのは、
普通ならば、
漂流人が、
第一に
困窮するのは
淡水を
得られぬ
事で、
其爲に十
中八九は
斃れてしまうのだが