“堪難”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たへがた55.6%
たえがた44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伯父九郎兵衞惣内の母諸共(はゝもろとも)九助が仕業(しわざ)なりと訴訟(うつたへ)出しに依て召捕(めしとら)れ晝夜拷問(がうもん)強(つよ)きにより九助は是に堪難(たへがた)く己(おのれ)が科(とが)ならぬ事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
彼が宮を追ひて転(まろ)び落ちたりし谷間の深さは、正(まさ)にこの天辺(てつぺん)の高きより投じたらんやうに、冉々(せんせん)として虚空を舞下(まひくだ)る危惧(きぐ)の堪難(たへがた)かりしを想へるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
施与(ほどこし)には違ひなけれど、変な事には「お禁厭(まじない)をして遣(つか)はされい。虫歯が疚(うず)いて堪へ難(がた)いでな。」と、成程(なるほど)左の頬(ほお)がぷくりとうだばれたのを、堪難(たえがた)い状(さま)に掌(てのひら)で抱(かか)へて
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
其時(そのとき)第(だい)一に堪難(たえがた)く感(かん)じて來(き)たのは渇(かはき)の苦(くるしみ)、茲(こゝ)だ禍(わざわひ)變(へん)じて幸(さひはひ)となると言(い)つたのは、普通(ふつう)ならば、漂流人(へうりうじん)が、第(だい)一に困窮(こんきう)するのは淡水(まみづ)を得(え)られぬ事(こと)で、其爲(そのため)に十中(ちう)八九は斃(たを)れてしまうのだが