“執心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうしん69.2%
しふしん17.9%
シフシン7.7%
しうしん2.6%
しゆうしん2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たいていの学者は、それをなにかの悪戯いたずらのように考えたらしいですが、私は、それに執心しゅうしん五年、やっと読み解くことができたのです。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「その娘を清水の旦那が引取ると、浪人者の大井半之助さんが附いて來て、近所に家を借りて見張つて居るんです。大變な執心しふしんですよ」
「もゝつたふ」の歌、殘された飛鳥の宮の執心シフシンびと、世々の藤原のイチの媛に祟る天若みこも、顏清く、聲心惹く天若みこのやはり、一人でおざりまする。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
「もゝつたふ」の歌を残しなされた飛鳥の宮の執心しうしんびとも、つまりはやはり、天若みこの一人で御座りまする。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
城主じやうしゆ執心しゆうしんもの相應ふさはず
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)