“しゅうしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
執心71.1%
修身13.2%
終身7.9%
就寝5.3%
愁心2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あの阿呆あほうをね。たれがまあ手をつけたんだか——もっとも、阿濃あこぎは次郎さんに、執心しゅうしんだったが、まさかあの人でもなかろうよ。」
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
一時間目の修身しゅうしん講義こうぎんでもまだ時間があまっていたら校長が何でも質問しつもんしていいと云った。けれどもだれだまっていて下をいているばかりだった。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
しかも園長の身体を焼くとか、溶かすかしなければ出て来ない終身しゅうしんの認識標なんです
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
明け方ごろ、主人の政職まさもとへ、就寝しゅうしんをすすめたが、老臣の蔵光正利まさとしが眼にかどたてて
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
平井山の陣前、依然として不落を誇る三木城を前にしながらも、また愁心しゅうしん怏々おうおうたる憂いを抱きながらも、秀吉は日々、官兵衛の天命を遠くから祈っていた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)