“就寝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうしん25.0%
やす25.0%
やすみ12.5%
およっ12.5%
じゅしん12.5%
じゆしん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
就寝しゅうしんの時刻についても、十時半になったらきちんと電燈でんとうを消すことになっているから、そのつもりで、という注意があたえられただけだった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「次郎も、みんなと一緒に、就寝やすんだらいいじゃないの。」
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
お茶を差上ましょうか、随分よくお汁粉を召上りましたもの。お気が重ければモー一度お就寝やすみなさい。枕をお貸し申しましょう。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
足を引摺ひきずるようにしてそっと紋床へ這戻り、お懶惰なまけさんの親方が、内を明けて居ないのを勿怪もっけさいわい、お婆さんは就寝およってなり、あねさんは優しいから、いたわってくれた焼酎しょうちゅうなすって
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
(この時清風一しきり園林の梢に渡る。精舎には就寝じゅしんの鐘が鳴る。釈尊は眼を空に転じて暫らく停回した後。)
阿難と呪術師の娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
我我われわれは何がな夜間の就寝じゆしんまでの時間を費す娯楽を欲して居る。ある晩近江医学士が偶然専門である婦人科の話を諧謔おどけ交りに述べ出すと奇怪な質問が続出してたがひおとがひを解いた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)