“じゅしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
儒臣25.0%
受信25.0%
就寝25.0%
樹心25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふたりの儒臣（じゅしん）が、憂いを面（おもて）にあらわして、お家の大事とばかり、綿々（めんめん）と告げる一伍一什（いちぶしじゅう）を。
梅里先生行状記 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
そして其の頃にはまだホンの噂話だけであった短波長（たんぱちょう）無線電信の送信（そうしん）受信（じゅしん）の実験にとりかかっていました。
壊れたバリコン (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
（この時清風一しきり園林の梢に渡る。精舎には就寝（じゅしん）の鐘が鳴る。釈尊は眼を空に転じて暫らく停回した後。）
阿難と呪術師の娘 (新字新仮名) ／ 岡本かの子(著)
紅梅を伐（き）ると血が出る。物事に幼稚な私は、或る折、自分で庭の紅梅の枝を伐り下ろし、樹心（じゅしん）までが鮮（あざ）らかに紅（あか）いのでおどろいた。その晩、何だかいい気もちがしなかった。
梅ちらほら (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)