“樹心”の読み方と例文
読み方割合
じゅしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紅梅をると血が出る。物事に幼稚な私は、或る折、自分で庭の紅梅の枝を伐り下ろし、樹心じゅしんまでがあざらかにあかいのでおどろいた。その晩、何だかいい気もちがしなかった。
梅ちらほら (新字新仮名) / 吉川英治(著)