“寝就”の読み方と例文
読み方割合
ねつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
趙は一人中堂にいたが、退屈でしようがないので、いっそ寝ようかと思ったが、どうも寝就ねつかれそうもないので、そのまましかたなしにじっとしていた。
愛卿伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
つまり、犯人は被害者の昼寝の習慣を知っていて、丁度被害者が寝就ねついた頃、この窓の外へ忍び寄り、静かにこの窓を開けてその火繩銃で狙撃したのです。
火縄銃 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
由「夢見たいですが、是れがさめない夢です……後からまた夢が来るので……今夜はねえ何うかして此処へ入らっしゃいまし、寝就ねついた処へ私が周旋致しますから」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)