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寝就
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ねつ
ふりがな文庫
“
寝就
(
ねつ
)” の例文
趙は一人中堂にいたが、退屈でしようがないので、いっそ寝ようかと思ったが、どうも
寝就
(
ねつ
)
かれそうもないので、そのまましかたなしにじっとしていた。
愛卿伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
つまり、犯人は被害者の昼寝の習慣を知っていて、丁度被害者が
寝就
(
ねつ
)
いた頃、この窓の外へ忍び寄り、静かにこの窓を開けてその火繩銃で狙撃したのです。
火縄銃
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
由「夢見たいですが、是れがさめない夢です……後からまた夢が来るので……今夜はねえ何うかして此処へ入らっしゃいまし、
寝就
(
ねつ
)
いた処へ私が周旋致しますから」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
高田が梶の右手に寝て、栖方が左手で、すぐ眠りに落ちた二人の間に挟まれた梶は、
寝就
(
ねつ
)
きが悪く遅くまで
醒
(
さ
)
めていた。上半身を裸体にした栖方は
蒲団
(
ふとん
)
を掛けていなかった。
微笑
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
寝
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
就
常用漢字
小6
部首:⼪
12画
“寝”で始まる語句
寝
寝衣
寝台
寝床
寝覚
寝室
寝転
寝惚
寝所
寝呆