“木屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きや50.0%
こや25.0%
もくをく25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隣屋となりはこのへんむねを並ぶる木屋きや大家たいけで、のきひさし、屋根の上まで、ひしと木材を積揃つみそろえた、真中まんなかを分けて、空高そらだかい長方形の透間すきまからおよそ三十畳も敷けようという店の片端が見える
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
経て海の入る処あり。くきの浦といふ。二里卅一丁黒崎駅。植松屋三郎兵衛の家に休す。二里卅四丁木屋こやの瀬。三輪屋久兵衛の家に宿す。此日午後風ありて小雨降。大に涼し。行程六里許。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
我国の木屋もくをくは一きよにして焚き尽され、唯空地を遺すのみである。頃日このごろ所々に木札をてて故跡を標示することが行はれてゐるが、松崎慊堂かうだうの宅址の如きは未だ其数に入らない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)