木屋きや)” の例文
隣屋となりはこのへんむねを並ぶる木屋きや大家たいけで、のきひさし、屋根の上まで、ひしと木材を積揃つみそろえた、真中まんなかを分けて、空高そらだかい長方形の透間すきまからおよそ三十畳も敷けようという店の片端が見える
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
隣屋となりこのへんむねならぶる木屋きや大家たいけで、のきひさし屋根やねうへまで、ひし木材もくざい積揃つみそろへた、眞中まんなかけて、空高そらだか長方形ちやうはうけい透間すきまからおよそ三十でふけようといふみせ片端かたはしえる、木材もくざいかげになつて
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)