西瓜すいか
持てあます西瓜ひとつやひとり者 これはわたくしの駄句である。郊外に隠棲している友人が或年の夏小包郵便に托して大きな西瓜を一個饋ってくれたことがあった。その仕末にこまって、わたくしはこれを眺めながら覚えず口ずさんだのである。 わたくしは子供の …
作品に特徴的な語句
はずかしめ こう とどま とどま わずらわ おそら かえ 堪兼たえか あきらか かん 出入ではいり もと くら なつか さなが にぎやか ふたつ たたり かえりみ 斑々はんぱん たわむれ いさぎよ つまびらか しょう 牛車ぎっしゃ みだり とど 枕頭ちんとう 白髪はくはつ 明日あした ひそか あわれ にく 落胤おとしだね たちまち いおり 小息こや しる はや たまもの かわ うた 何故なにゆえ わずか すこぶる そむ いと 午後ひるすぎ 一個ひとつ 鶏卵たまご 牢記ろうき 鵂鶹きゅうりゅう 物急ものせわ 瓦斯ガス 生茂おいしげ いわし 鰥居かんきょ さば 畸人きじん あと 瘤寺こぶでら 白瓜しろうり 駕籠かご 皎々こうこう 目睫もくしょう 神輿みこし 首枷くびかせ おく 飯盛めしもり うかが おもて 素読そどく 縁側えんがわ 縲紲るいせつ 障子しょうじ 繙読はんどく かえ ふすま 西瓜すいか さわ 齠齔ちょうしん 遺臣いしん さそ 遵奉じゅんぽう のこ あがな ぜい 退嬰たいえい 這入はい ことわざ
題名が同じ作品
西瓜 (新字新仮名)岡本綺堂 (著)