“鵂鶹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうりゅう50.0%
ふくろう25.0%
ふくろふ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伝えるところによると、小児が病いにかかる時、一羽の鵂鶹きゅうりゅう——一種の怪鳥けちょうで、形は鷹のごとく、よく人語をなすということである。——のような黒い鳥影がともしびの下を飛びめぐる。
鵂鶹ふくろうの鳴く声が鴉の声に交ってむこうの方から聞えてきたが、どこで鳴いているのか場所は判らなかった。
太虚司法伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
今はみやこにのぼりて尋ねまゐらせんと思ひしかど、丈夫ますらをさへゆるさざる関のとざしを、いかで女の越ゆべき道もあらじと、軒端の一〇六松にかひなき宿に、きつね鵂鶹ふくろふを友として今日までは過しぬ。