“ふくろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
94.8%
1.9%
1.3%
伏臘0.6%
鴟梟0.6%
鵂鶹0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
 (重兵衛は太吉を横目に睨みながら、自在じざい湯沸ゆわかしを取ってしものかたへ行き、棚から土瓶どびんをおろして茶の支度をする。ふくろうの声。)
影:(一幕) (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ふくろうはねが生えて、母鳥おやどりひとみをつッつくのとおんなじようなことをしようというのですか
青蛙神 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
自分は飯綱の法を修行したが、遂に成就したと思ったのは、何処どこに身を置いて寝ても、寝たところのの上に夜半頃になればきっとふくろうが来て鳴いたし、また路を行けば行く前には必ず旋風つじかぜが起った。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
臣又願わくは陛下益々ますます親親しんしんの礼をさかんにし、歳時さいじ伏臘ふくろう使問しもん絶えず、賢者は詔を下して褒賞ほうしょうし、不法者は初犯は之をゆるし、再犯は之をゆるし、三ぱん改めざれば、則ち太廟たいびょうに告げて、地を削り
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
年老いた鴟梟ふくろうは年若きたかの前に逃走した。旧戦術はただに撃破されたのみでなく、また侮辱された。
鵂鶹ふくろうの鳴く声が鴉の声に交ってむこうの方から聞えてきたが、どこで鳴いているのか場所は判らなかった。
太虚司法伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)