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『太虚司法伝』
ふりがな文庫
『
太虚司法伝
(
だいきょしほうでん
)
』
馮大異は上蔡の東門にある自分の僑居から近村へ往っていた。ちょうど元の順帝の至元丁丑の年のことで、恐ろしい兵乱があった後の郊外は、見るから荒涼を極めて、耕耘する者のない田圃はもとの野となって、黄沙と雑草が斑ら縞を織っていた。兵燹のために焼かれ …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
ジャンル
文学 > 中国文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
調
(
ね
)
前
(
むこう
)
按
(
も
)
故
(
もと
)
睛
(
まなこ
)
容
(
ふう
)
醤
(
したじ
)
栢
(
すぎ
)
何人
(
たれ
)
礙
(
ささ
)
僑居
(
すまい
)
斑
(
まだ
)
竭
(
や
)
喫
(
く
)
繋
(
かか
)
容
(
さま
)
祠
(
やしろ
)
奴
(
め
)
燭
(
ひ
)
藍靛
(
あいいろ
)
聚
(
あつま
)
残照
(
ゆうばえ
)
疎
(
まば
)
煑
(
た
)
随
(
つ
)
跂
(
あし
)
鑿
(
ほ
)
鵂鶹
(
ふくろう
)
噉
(
く
)
前
(
さき
)
髣髴
(
ほうふつ
)
簷下
(
のきした
)
簷
(
のき
)
篏
(
は
)
霽
(
は
)
髑髏
(
どくろ
)
閾
(
しきい
)
礎
(
いしずえ
)
麪
(
めん
)
麻殻
(
あさがら
)
鼾
(
いびき
)
樺色
(
かばいろ
)
陽炎
(
かげろう
)
耕耘
(
こううん
)
讐
(
かたき
)
背後
(
うしろ
)
胡鬼
(
ほとけ
)
鉄組
(
くさり
)
胯
(
また
)
脣
(
くちびる
)
著
(
つ
)
褪
(
あ
)
訟
(
うった
)
野祠
(
のやしろ
)
酒宴
(
さかもり
)
輟
(
や
)
諠譁
(
さわぎ
)
喘
(
あえ
)
小児
(
こども
)
夷滅
(
いめつ
)
大易
(
たいえき
)
夜叉
(
やしゃ
)
坑
(
あな
)
土蜘
(
つちぐも
)
四辺
(
あたり
)
囃
(
はや
)
嘴
(
くちばし
)
喙
(
くちばし
)
小沙
(
こずな
)
啼
(
な
)
哨風
(
しょうふう
)
呼吸
(
いき
)
前方
(
むこう
)
兵燹
(
へいせん
)
傲
(
おご
)
倚
(
よ
)
伯有
(
はくゆう
)
仁王
(
におう
)
斜陽
(
ゆうひ
)
点心
(
てんしん
)
瀝
(
そそ
)
注
(
つ
)
沙
(
すな
)
上蔡
(
じょうさい
)
棰楚
(
むち
)
枕頭
(
まくらもと
)
朱華
(
しゅか
)
晋景
(
しんけい
)
畝
(
うね
)
斎
(
とき
)
撥雲
(
はつうん
)
摘
(
つま
)
搓
(
も
)
拍
(
う
)
悶掻
(
もが
)
恃
(
たの
)
微赤
(
うすあか
)
平生
(
へいぜい
)