“僑居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうきょ61.5%
けうきよ23.1%
かりずまい7.7%
すまい7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天民名ハ行、常陸ひたちノ人ナリ。袁子才えんしさいヲ景倣シテ詩仏ト号ス。天民ノ父いみなハ光近医ヲ業トシ宗春ト称ス。江戸ニ来ツテ銀街ニ僑居きょうきょス。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
とその家庭かてい苦痛くつう白状はくじやうし、ついにこのしよ主人公しゆじんこうのち殺人さつじん罪人ざいにんなるカ……イ……をともなひてその僑居けうきよかへるにいた一節いつせつきはめて面白おもしろし。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
おんなはまた父が歿くなって一家が離散したので、金蓮と二人で月湖げっこの西に僑居かりずまいをしているものだとも云った。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
馮大異ひょうたいい上蔡じょうさいの東門にある自分の僑居すまいから近村へ往っていた。
太虚司法伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)