“きょうきょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
僑居100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、予帰朝後この田辺の地に僑居きょうきょし、毎度高橋入道討ち死にの話を面白く語った。
雪の下の僑居きょうきょの筋向いに挿花そうかの師匠が住んでいて、古流では名人に数えられていた。その家の入口の前坪まえつぼに四つ目をって、その内側に、やっと四、五尺に伸びた御柳がうえてある。
手紙は点滴てんてきの響のうちしたためられた。使がほろの色を、打つ雨にうごかして、一散に去った時、叙述は移る。最前宗近家の門を出た第二の車はすでに孤堂先生の僑居きょうきょって、応分の使命をつくしつつある。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)