“訟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うった63.6%
うつた27.3%
うったえ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
婢の父親が臧をうったえた。二成は細君に代って裁判をうけて、ひどく鞭でたたかれた。そのうえ臧もかかりあいで拘えられた。
珊瑚 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
ワシリはうつたへるやうな調子で云つた。「一体なんだつてこんな話をし出したのでせう。」
白洲しらすに臨める縁先の障子は締切られて、障子の内に所司代の席を設け、座右には茶臼ちゃうすが据えてある。重宗は先ず西方を拝して後ちその座に着き、茶をきながら障子越にうったえを聴くのであった。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)