“うった”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
77.6%
15.5%
6.0%
告訴0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕が怒ろうと思ってふり向くと、その娘さんは玄関にひざを突いたなりあたかも自分の孤独をうったえるように、その黒い眸を僕に向けた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それで、結局、父親を訪ねよう、会って事情をうったえたなら父親は金持ちだから助けてくれるにちがいない——そんな風に決心しました。
無駄骨 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
入れて置け、俺は天にうったえるのだ、俺が死んで数日したら、きっと蔡州に不思議な事が起る、その時は俺の勝った時だから、酒をそそいで祝してくれ
太虚司法伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
一国の使臣としてその宋門の無実を告訴うったへる為に来た者ならばその国信といふべきものを携へてくる筈であつて、日本人に変装して潜入したのは