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瀝
ふりがな文庫
“瀝”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
そそ
42.9%
したた
21.4%
したゝ
7.1%
しずく
7.1%
したたり
7.1%
そゝ
7.1%
つ
7.1%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そそ
(逆引き)
新しい朝廷を確立するための
犠牲
(
いけにえ
)
として一門親族から涙を
瀝
(
そそ
)
がれて島へ来ている
人身御供
(
ひとみごくう
)
のわが身ぞという悲壮なこころもちなのだった。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
瀝(そそ)の例文をもっと
(6作品)
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したた
(逆引き)
件
(
くだん
)
の経文に〈この道人、頭破れ血
瀝
(
したた
)
り、床座を
沾汚
(
てんお
)
す、駆りて
角
(
すみ
)
に入らしむ、急を得て糞を失す、次第七人、皆打棒せられ、地に
宛転
(
えんてん
)
す〉とあるから転化したのだ。
十二支考:09 犬に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
瀝(したた)の例文をもっと
(3作品)
見る
したゝ
(逆引き)
おほよそ此等の毒は
滴々
(
てき/\
)
我心上に落ち來りて、われは我心のこれが爲めに硬結すべきか、さらずば又これが爲めにその血を
瀝
(
したゝ
)
らし盡すべきをおもひたりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
瀝(したゝ)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
しずく
(逆引き)
彼はお雪の身体ばかりでなく、自分で自分の身体をも眺めて、それを彫刻のように楽むことが出来るように成った——丁度、杯の酒を余った
瀝
(
しずく
)
まで静かに飲尽せるような
心地
(
こころもち
)
で。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
瀝(しずく)の例文をもっと
(1作品)
見る
したたり
(逆引き)
自分は
肚
(
はら
)
の中でこの水仙の
乏
(
とぼ
)
しく咲いた模様と、この女のひすばった頬の中を流れている、色の
褪
(
さ
)
めた血の
瀝
(
したたり
)
とを比較して、遠い仏蘭西で見るべき暖かな夢を想像した。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
瀝(したたり)の例文をもっと
(1作品)
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そゝ
(逆引き)
二十五の秋から今日まで、純情を
瀝
(
そゝ
)
いで来た足掛四年の月日を何う取り返しやうもなかつた。
のらもの
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
瀝(そゝ)の例文をもっと
(1作品)
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つ
(逆引き)
矢代は久慈にウィスキーを
瀝
(
つ
)
ぎながらまだ自分の変化を胸底深く包み隠そうとするのだった。
旅愁
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
瀝(つ)の例文をもっと
(1作品)
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瀝
漢検1級
部首:⽔
19画
“瀝”を含む語句
瀝青
土瀝青
披瀝
余瀝
淅瀝
瀝尽
餘瀝
輝瀝青
瀝青黒
瀝青色
瀝青様
瀝盡
瀝然
瀝土
瀝々
小便滴瀝
含有瀝青土
“瀝”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
南方熊楠
吉川英治
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
徳田秋声
幸田露伴
島崎藤村
横光利一
夏目漱石
田中貢太郎