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淅瀝
ふりがな文庫
“淅瀝”の読み方と例文
読み方
割合
せきれき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せきれき
(逆引き)
子
(
ね
)
の刻を過ごした雨後の庭園は、
鬱蒼
(
うっそう
)
と繁った木立に
蔽
(
おお
)
われ、所々に築山を見せ、深夜の月に照らされた鉛色の池を一方に
湛
(
たた
)
え、
淅瀝
(
せきれき
)
たる秋風の渡るまにまに、竹の林は唸りを上げ
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
秩父颪
(
ちちぶおろし
)
の烈しい晩など、サーッと軒を払って散る
淅瀝
(
せきれき
)
の声が止むと、乾き切った杉の皮がサラサラと鳴る。ト、ト、トと、なずなを
刻
(
きざ
)
むような音を屋根裏で聞くと、老人は眉をひそめて
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
淅瀝(せきれき)の例文をもっと
(2作品)
見る
“淅瀝”の意味
《名詞》
風雨の音や落葉の音などのものさびしいさま。
(出典:Wiktionary)
淅
漢検1級
部首:⽔
11画
瀝
漢検1級
部首:⽔
19画
“淅”で始まる語句
淅々
淅
淅了
淅江
淅江省
淅江路
“淅瀝”のふりがなが多い著者
中里介山
国枝史郎