トップ
>
淅々
ふりがな文庫
“淅々”の読み方と例文
読み方
割合
せきせき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せきせき
(逆引き)
光陰矢のごとく空しく過ぎ、秋風
淅々
(
せきせき
)
として落葉の時節となり、半死の老翁となッた今日、はるかに昔日を思い
出
(
いだ
)
せば、恥ずべきこと、悲しむべきこと、ほとんど数うるに
暇
(
いとま
)
がない。
初恋
(新字新仮名)
/
矢崎嵯峨の舎
(著)
松吟庵
(
しょうぎんあん
)
は
閑
(
かん
)
にして
俳士
(
はいし
)
髭
(
ひげ
)
を
撚
(
ひね
)
るところ、五大堂は
寂
(
さ
)
びて
禅僧
(
ぜんそう
)
尻
(
しり
)
をすゆるによし。いわんやまたこの時金風
淅々
(
せきせき
)
として天に
亮々
(
りょうりょう
)
たる
琴声
(
きんせい
)
を聞き、細雨
霏々
(
ひひ
)
として
袂
(
たもと
)
に
滴々
(
てきてき
)
たる
翠露
(
すいろ
)
のかかるをや。
突貫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
淅々(せきせき)の例文をもっと
(2作品)
見る
淅
漢検1級
部首:⽔
11画
々
3画
“淅”で始まる語句
淅瀝
淅
淅了
淅江
淅江省
淅江路
“淅々”のふりがなが多い著者
矢崎嵯峨の舎
幸田露伴