“土瀝青”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
チヤン60.0%
ちゃん20.0%
アスファルト20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
車道の土瀝青チヤンの上を音もせで走るいろ/\の馬車、雲に聳ゆる樓閣の少しとぎれたる處には、晴れたる空に夕立の音を聞かせて漲り落つる噴井の水
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
室一杯に香料の匂がせ返える程満ちていることで、しかも其かおりは他でも無い、曹達そうだ土瀝青ちゃん没薬もつやくとを一緒に混合あわせた香であって、即、それは、数千年の昔古代埃及の人達が
木乃伊の耳飾 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
かれもこれも目を驚かさぬはなきに、車道の土瀝青アスファルトの上を音もせで走るいろいろの馬車、雲にそびゆる楼閣の少しとぎれたるところには、晴れたる空に夕立の音を聞かせてみなぎり落つる噴井ふきいの水
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)