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余瀝
ふりがな文庫
“余瀝”の読み方と例文
旧字:
餘瀝
読み方
割合
よれき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よれき
(逆引き)
夜の十二時にもならなければなかなか陸風がそよぎはじめない。室内の燈火が庭樹の打水の
余瀝
(
よれき
)
に映っているのが少しも動かない。
夕凪と夕風
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
それは允成が公退した跡になると、女中たちが争ってその
茶碗
(
ちゃわん
)
の底の
余瀝
(
よれき
)
を指に
承
(
う
)
けて
舐
(
ねぶ
)
るので、自分も舐ったというのである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
乃
(
すなわ
)
ち今日において
彼
(
か
)
の西野文太郎を出し、
来島恒喜
(
くるしまつねき
)
を出したるものまた
焉
(
いずく
)
んぞ彼が熱血の
余瀝
(
よれき
)
ならざるを知らんや。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
余瀝(よれき)の例文をもっと
(7作品)
見る
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
瀝
漢検1級
部首:⽔
19画
“余”で始まる語句
余
余所
余程
余裕
余燼
余韻
余計
余波
余所行
余所目
“余瀝”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
中里介山
幸田露伴
森鴎外
夢野久作
寺田寅彦