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訟
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うった
ふりがな文庫
“
訟
(
うった
)” の例文
婢の父親が臧を
訟
(
うった
)
えた。二成は細君に代って裁判をうけて、ひどく鞭でたたかれた。そのうえ臧もかかりあいで拘えられた。
珊瑚
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
入れて置け、俺は天に
訟
(
うった
)
えるのだ、俺が死んで数日したら、きっと蔡州に不思議な事が起る、その時は俺の勝った時だから、酒を
瀝
(
そそ
)
いで祝してくれ
太虚司法伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
趣向は専ら
軍
(
いくさ
)
と恋なり、みな一主人に
隷
(
したが
)
ってその営利のために働く、もし主人過分に
贏
(
もう
)
けて
訟
(
うった
)
えらるれば死刑に逢う。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
その時王給諌はまた王侍御の家に
怪
(
あや
)
しい人がいると
訟
(
うった
)
えた。法司の役人は王侍御の家の奴婢を呼び出して厳重に詮議をしたがそれにも異状がなかった。
小翠
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
たとえば万治二年中川喜雲著『
私可多咄
(
しかたはなし
)
』五に『棠陰比事』を引いて、呉の張挙
訟
(
うった
)
えを聞くに、夫を殺し家を焼き、妾夫火事で焼け死んだという妻の言を夫の親類受け付けず。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
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珍泣いて玄石に告げると、射殺さなんだは残念だ、眼が癒えたらますます
訟
(
うった
)
えるに相違ない。汝
宜
(
よろ
)
しく家に帰り冤家を尋ね出して殺すべし。しかれば汝の父はきっと癒るという。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
西隣では王を
訟
(
うった
)
えて、嬰寧が怪しいことをするといった。
嬰寧
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
訟
常用漢字
中学
部首:⾔
11画
“訟”を含む語句
訴訟
訴訟沙汰
公事訴訟
駈込訴訟
訴訟所
壁訴訟
御直訴訟
御訴訟
獄訟
繋訟
聚訟
聴訟係
聽訟
訟訴
訟訴手続
公事訴訟等
訴訟人
公事訴訟人迄
闘諍言訟
公事訟訴