“茶臼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃうす66.7%
ちやうす33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白洲しらすに臨める縁先の障子は締切られて、障子の内に所司代の席を設け、座右には茶臼ちゃうすが据えてある。重宗は先ず西方を拝して後ちその座に着き、茶をきながら障子越にうったえを聴くのであった。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
作州美野みのという村の白壁の池は、いかなる炎天にもたことのない物凄ものすごい古池で、池には片目の鰻がいるといいました。昔一人の馬方が馬に茶臼ちゃうすを附けて、池の堤を通っていて水に落ちて死んだ。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
あるひはおちやをひく茶臼ちやうすかたちにもてゐるところがあり、またくるまかたちにもてゐますので、罐子塚かんすづかだとか、茶臼塚ちやうすづかとか、車塚くるまづかだとか、いろ/\のがついてをりますが
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)