“挽臼”の読み方と例文
読み方割合
ひきうす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現に離れ島や九州の外側海岸などには、今も豆腐は知っていても、家にはまだ挽臼ひきうすを備えない例が稀なりとせぬ。『炭俵すみだわら』の連句に
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
けれど小林は挽臼ひきうすのように動かなかった。母は諦めたように独りで麻糸つなぎの内職をしていた。そのうち母さえもそれをめてしまった。
もし粟粒あわつぶにして挽臼ひきうすの下にあって考うることをするならば、それは疑いもなくジャン・ヴァルジャンが考えていたと同じことを考えるであろう。