“跂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
40.0%
あし20.0%
20.0%
はね20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蜥蜴類は長尾驢カンガルーのごとく、尾と後の二脚のみでね歩き、い行くもの少なからず、ってスプールスが南米で見た古土人の彫画ほりえに、四脚の蜥蜴イグアナを二脚にたもあった由。
それが鳴きながら一方のあしだけで地べたをとんとんと飛ぶのもあれば、羽ばたきをしながら走るのもあって、それが大異の周囲をぐるぐると廻りだした。
太虚司法伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
なる儒者尾藤二洲は春水の妻の姉妹を妻として春水と兄弟の交ありき。襄後年彼を評して曰く雅潔簡遠と。彼の人と為り実に斯の如くなりき。
頼襄を論ず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
暮方より同じ漁師仲間の誰彼だれかれ寄り集いて、端午の祝酒に酔うて唄う者、踊る者、はねる者、根太も踏抜かんばかりなる騒ぎに紛れて、そつみぎわに抜出でたる若き男女あり。
片男波 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)