“縲紲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
るいせつ83.3%
るゐせつ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一たびこれに触れると、たちまち縲紲るいせつはずかしめを受けねばならない。さわらぬ神にたたりなきことわざのある事を思えば、選挙権はこれを棄てるにくはない。
西瓜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
自らその罪を責めて、甘んじてくべき縲紲るいせつを、お鶴のために心弱り、ひとややみよりむしろつらい、身を暗黒に葬ったのを、ひそかに知るは夫人のみ。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ここもつ(四四)せい諸矦しよこうあらはせり。越石父ゑつせきほけんにして(四五)縲紲るゐせつうちり。晏子あんしでてこれみちふ、(四六)左驂ささんいてこれあがなひ、かへる。
われく、君子くんしおのれらざるもの(五二)くつして、おのれものぶと。われ縲紲るゐせつうちるにあたり、(五三)かれわれらず。(五四)夫子ふうしすで(五五)感寤かんごし、われあがなへり、おのれるなり。