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るゐせつ
此を
以て
(四四)三
世、
名を
諸矦に
顯はせり。
越石父、
賢にして
(四五)縲紲の
中に
在り。
晏子出でて
之に
塗に
遭ふ、
(四六)左驂を
解いて
之を
贖ひ、
載せ
歸る。
吾聞く、
君子は
己を
知らざる
者に
(五二)詘して、
己を
知る
者に
信ぶと。
吾・
縲紲の
中に
在るに
方り、
(五三)彼、
我を
知らず。
(五四)夫子既に
(五五)感寤し、
我を
贖へり、
是れ
己を
知るなり。
己を
知るものにして
而も
禮無くば、
固より
縲紲の
中に
在るに
如かず
貴所に此の最後の——
縲絏の耻辱を
御懸け申すのも、私の弱き心からで御座います