“なわめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
縄目72.7%
縲絏18.2%
繩目9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
民蔵は縄目なわめにかけた伊那丸を、梅雪入道の前へひきすえた。拝殿の上から、とくと、見届みとどけた梅雪は、大きくうなずいて
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「彼らはわが縲絏なわめに患難を加えんと思う」者であると記しましたが(ピリピ一の一七)、十字架上のイエスに比べれば、パウロの苦痛など何でもない。
上野駅での出来事を思起おもいおこした刹那せつな猿轡さるぐつわと手足の繩目なわめを幻想したが、どうして、繩目どころか、全く自由な身体で、彼はその長椅子のクッションに深々と横わっていたのである。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)